ヘイコラ。第九回。

スタッフ

とゆーアレで、みなさまこんばんは。
Croukaメンズスタッフのヘイヨーことヨーヘイです。

11月の終わりから12月と、イベント盛りだくさんでお送りしているCrouka各店。
毎日、スタッフ全員バタバタと動き回っていて、まさに師走という感じの今日この頃。
そんな慌ただしさの中、このCroukaブログの〆切前日の夕方に「あっ!〆切!!」と思い出したわけです。はい。
まぁ大体いつものことでギリギリになって力を発揮するタイプだったんですが、今回は諸々の忙しさで1週飛ばしてしまいました。
ヘイコラを心の底からお待ちになっていたごく一部のヘイコラーのみなさま、失礼いたしました。

さて、そんな切羽詰まった状況ではありますが、今回のヘイコラでは「コラボレーション」というワードに焦点を当てて、ひさしぶりに「今宵の酒の肴」的にお送りしていこうかなと思っています。

旨味たっぷりコラボレーション

さてさて、今回のテーマ「コラボレーション」。

コラボレーション 【collaboration】
共同で行う作業や制作。特に、複数企業による共同開発や共同研究、芸術家たちによる共同制作や共演などをいう。
三省堂 大辞林 第三版より

と、いうように人や企業が共同でひとつのものを作ったりすることで、「コラボ」と略して色んなところで一般的に使われる言葉ですよね。
最近はあまり聞かないような気もしますが「ダブルネーム」と言うこともありますね。文字通り2つのブランドネームが1つの製品に並んでいたりします。
ブランドとブランドがコラボレーションした特別なアイテムは毎シーズン発表されるというわけではありませんが、最近ではいくつかのブランドでコラボアイテムが定番になっていたりします。
「特別感」や「限定感」があり、話題性もあるのでとても人気が高く、モノによっては瞬く間に完売になることもあるので、ブランドとしても価値を高めるために打ち出したいコンテンツのひとつとなっているようです。
Croukaでもバイヤーの琴線に触れたコラボアイテムをセレクトしており、多くのお客様から事前のお問い合わせがあったり、商品をアップした途端に完売するなんてこともあります。

そんなコラボアイテムは、それぞれのブランドの得意な部分を持ち寄り、絶妙なバランス感覚で作り上げられているので、まさに旨味たっぷり。行列のできるラーメン屋の10食限定特別メニューみたいなもんです。即完必至。見逃し厳禁。

それでは、さっそくCroukaで今オススメのコラボアイテムをご紹介していこうと思います。

KAPTAIN SUNSHINE × Barbour

まず最初にご紹介するのは、ワークやミリタリーをモダンに昇華したデザインで人気の高いジャパンブランド “KAPTAIN SUNSHINE / キャプテンサンシャイン” と、イギリスのアウトドア・ライフスタイルを体現する “Barbour / バブアー” のコラボレーション。
大好評だった昨年の秋冬に引き続き、今季も登場したファン待望のコラボレーションアイテムです。
KAPTAIN SUNSHINEといえば、トラディショナルなデザインをベースに、生地やディテールといった細部にまでこだわった本格的な服作りが魅力で、多くのファッショニスタを魅了するジャパンブランド。ちなみにデザイナーの児島 晋輔 氏はメンズファッション誌の編集者を経てデザイナーとなった異色の経歴の持ち主。元々古着好きだったそうで、細かなディテールへのこだわりなんかに古着好きの僕もいちいち反応してしまいます。

かたやBarbourは、イギリスの国民的老舗アウトドアブランド。水夫や漁師、英国軍、そしてイギリス王室で使用され、文字通りイギリスを代表するブランドのひとつです。ワックスで生地をコーティングし、防水性や防風性を高めたワックスドクロスを使用したジャケットが有名で、ハンティングやフィッシング、乗馬といった上流階級のアクティビティと結びつき、1974年にはエディンバラ公、1982年に女王陛下、1987年にはウェールズ皇太子から王室御用達(ロイヤルワラント)の栄誉を授与、英国を代表するアウトドア・ライフスタイルブランドとして確固たる地位を築いています。

そんな両社がコラボレートしたワックスドジャケットが今季は2型も発表されました。キャプテンサンシャインの真骨頂とも言えるこだわりの機能美とバブアーの伝統的なディテールをミックスさせた至極の逸品。
ひとつめは、昨年も発表されるや否や大きな話題を呼び、あっという間に完売となった「Field Coat」。ミリタリーコートをベースに、バブアーらしいディテールを踏襲した一着を、昨年と同色のSage GreenにBlackを加えた2色で展開。こちらはすでにSage Greenが完売となっており、Blackも残りわずかの状況です。

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ふたつめは今季の新作。「Hooded Fishing Jacket」は、フィッシングなどで使用されるフィールドジャケットをベースにデザインされたショートレングスのジャケットです。ゆったりとしていて丸みのある今っぽいシルエットにバブアー伝統のディテールや昔ながらのマウンパのような佇まいと、絶妙なバランス感で仕上がっています。
こちらはSage Green1色展開。少量ですがサイズ欠けもしていないので早いもの勝ちですね。

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MYSTERY RANCH × TIMEX

つづいてご紹介するのがこちら。

アメリカ軍特殊部隊をはじめ、森林消防隊や登山家といったプロフェッショナル達から絶大な支持を得る究極のバックパックブランド “MYSTERY RANCH / ミステリーランチ” と、アメリカ軍へ納入されるミリタリーウォッチの製造を手掛けていた実績を持ち、165年という長い歴史に裏付けされた高品質な時計を発信し続けるウォッチブランド “TIMEX / タイメックス” のコラボレーションウォッチ「FIELD WATCH II」。
こちらも第2弾で、2018年3月に発表された第1弾から1年半を経ての登場です。
前述の通り、両社ともに米軍との関わりが深いアメリカに本拠を置くブランドで、名前だけのコラボレーションではなく「本質的で優れたツールをユーザーに届けたい」という情熱と想いで手を組み、ディテールやマテリアルといった製造プロセスから共同した、本気度120%の激アツアイテム。
この企画のためにデザインされたミリタリーライクな表情に、ミステリーランチのバッグでもおなじみ「コヨーテ」のカラーリングを乗せ、さらにタイメックスの工場でビードブラスト加工という艶消し処理を施してスモーキーな仕上がりに。リューズを押せば暗闇で光るインディグロナイトライトが発動。しかもオレンジに光る!秒針もオレンジ色で、ミステリーランチでもタグなどにアクセントカラーとして使用されているオレンジ色を合わせてくるという芸の細かさ。
そして今回一番の注目ポイントは、新機構バックルを搭載した交換用ベルト。タイメックス社が改良やテストを何度も繰り返し、日米のミステリーランチの商品チームが確認して最終的に採用されたという、こだわりが凝縮されたディテールです。ベルトのストラップにはミステリーランチのバックパックで使用される高品質のウェビングを採用していたり、専用の収納ポーチが付属していたりと、何から何までスペシャルな逸品なんです。

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F/CE. × NANGA

そして最後にご紹介するのは、日常生活を快適に過ごすための高い機能性に旅から得たイメージを乗せ、スタイリッシュなデザインに仕上げたアイテムが人気の “F/CE. / エフシーイー” と、安全で高品質な羽毛を使用して作られるダウンアイテムを展開する “NANGA / ナンガ” のジャパンブランド同士のコラボレーション。

ハイスペックなマテリアルを使用し、洗練されたデザインのアイテムを作るエフシーイー。「ACTION DOWN PARKER」はそんなエフシーイーが開発した、高ストレッチ性、透湿防水性・撥水性・防風性に優れたオリジナルのハイスペックファブリック「F/LIGHT(エフライト)」の中に、ナンガがセレクトしたヨーロッパ産ホワイトダックダウンを国内屈指の羽毛加工メーカー「河田フェザー」が精製したプレミアムダウンを封入した逸品です。760フィルパワーと高い保温性がありながらも、モコモコした感じがなくスッキリしたデザインなのも魅力ですね。

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おわりに

いかがでしたでしょうか、Croukaがセレクトするコラボレーションアイテム。
コラボアイテムはこの他にもまだまだあり、そのどれもが細部に至るまでこだわり尽くされている逸品です。
今回、ご紹介した3つのコラボアイテムも、もっとひとつひとつのディテールにまでお酒でも飲みながら語りたいところですが、長くなりすぎてウザがられそうなのでこのへんにしておきます。笑

ちなみに、限定で特別なコラボアイテムは、悲しいかな高値で取引されることもしばしば。当店でも、いわゆる「転売ヤー」という転売目的の方に大量購入されることもあります。
Croukaとしてはやはり、そのアイテムに魅力を感じて実際に着用したり使用したりしたいという方に正当な価格で購入していただきたいという想いがありますので、アイテムによっては購入数の制限を設けることがあります。ご理解いただければ幸いです。

さて、2019年も残すところあとわずか。
今年の春に突如始まったヘイコラですが、2019年は今回を合わせて九回もお送りすることができました。
次のヘイコラは2020年1月の予定です。乞うご期待。

それではまた次回のヘイコラで。

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