ヘイコラ。第拾六回。

とゆーアレで、みなさまこんばんは。
CROUKAメンズスタッフのヘイヨーことヨーヘイです。

10月も半ば。
CROUKAが位置する京都府北部。北近畿。日本海側。
こちらは朝晩はだいぶ肌寒くなってきました。

とはいっても、まだ「秋めいてきた」というほど秋を実感してはいませんし、四大「〇〇の秋」的なものもしっかりじっくり楽しめていませんが、確実に気温は下がってきているわけで、そうなるとファッションの主役は「アウター」となってくるのです。
コロナ禍にあって、まだまだ以前のようにはいきませんが「GO TO」もなにかと盛り上がっているみたいですし、新しい生活様式に則りつつ、新しい服を着てお出掛けしたいもんですな。

さて、今回のヘイコラは、僕も愛用する英国ブランドから、これからの季節にぴったりのアウターをご紹介しようと思います。
僕のような愛好者はもちろん、今季新たなアウターをワードローブに加えたいとお考え中の方もぜひご覧くださいませ~。

さて本日ご紹介するブランドは?

そんなこんなで、本日ご紹介するのは・・・
ドゥルルルルルルルルルルルルルル~~~~~~ (ドラムロール音)
ジャン!! (演出が古い)
\ B a r b o u r !! /
そう!英国王室御用達ブランド「バブアー」です。玄人は「バーヴァー」っていうらしいですよ。知らんけど。

今から120年以上も前のイングランドで生まれた「Barbour」。
先ほども記載した通り、英国王室御用達ブランドであり、イギリス上流階級のアウトドア&ライフスタイルを体現するブランドとしてCROUKAをご利用いただいている方の中にもご愛用者は多くいらっしゃると思います。
そんなイギリスの紳士淑女が愛用する「バブアー」ですが、そもそもの出自は「ワークウェア」なんです。
というのも、バブアーが生まれたイングランド北東部のサウスシールズでは、北海の不順な天候のもとで働く水夫や漁師、港湾労働者が数多くおり、そんなタフな環境下で働く労働者に向けて鱈の肝油で作ったワックスで生地をコーティングし、防水や防風機能を実現させた「オイルドクロス(ワックスドクロス)」を提供したことが始まりでした。
その革新的で耐久性に優れたオイルドクロス製の防水ジャケットによって、「バブアー」の名は瞬く間に広まっていきます。

その後、第一次・第二次世界大戦では英国軍の防水服として採用されます。
第二次世界大戦時にはジョージ・フィリップ大尉によって潜水艦ウルスラの公式搭乗員服として採用。ジョージ・フィリップ大尉が部下にバブアーを着せて消火ホースで水を浴びせたところ、激しい水圧にもかかわらずジャケットを脱いだ部下の体は全く水に濡れていなかったという逸話も残されています。

50年代~70年代には耐久レースに出場する多くのライダーが着用し、かの有名な俳優スティーブ・マックイーンも愛用した「インターナショナルジャケット」がヒット。ライダースジャケットの代名詞となる名品として「バブアー」の名はさらに広まっていきます。

英国王室御用達の証

さて、ワークウェア → ミリタリーウェア → モーターサイクルウェアと時代ごとにその用途は異なりますが、どの分野においても愛用されるのは優れた防水性や耐久性といった機能性と品質の高さがあってこそ。
1970年代に入ると、その機能性と品質の高さはハンティングやフィッシング、乗馬といったイギリス上流階級のアウトドアアクティビティと密接にリンクしていきます。
カントリージェントルマンの装いを彩るバブアーは、英国王室のフィールドウェアとしても愛用されるようになります。
長きにわたる真摯な物作りの姿勢と高い品質が評価され、1974年にエディンバラ公(フィリップ王配)、1982年にエリザベス女王陛下、1987年にはウェールズ公(チャールズ皇太子)より、イギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)の栄誉を賜ります。
エリザベス皇太后の逝去により、現在のロイヤル・ワラント最高峰は3つとなっており、バブアーはそのすべてを保持している希少な存在なのです。

今季取り扱うバブアー製品をご紹介

さて、英国を代表するアウトドア・ライフスタイルブランドとしての確固たる地位を築いていったBarbour。
歴史と伝統に裏打ちされた高いデザイン性と機能性を備えたバブアーのワックスドジャケットは、現在では世界40カ国以上で販売されており、アウトドアユースに限らず幅広いスタイルでこだわりのあるファッショニスタに愛用されるアイテムとなっています。
今の時代にマッチする新しい価値観を備えたモデルも多数ラインナップしており、さらに幅広い層へとアプローチする Barbourの2020AWコレクションから、CROUKAが厳選セレクトしたアイテムをご紹介します。

■SPEY WAXED COTTON (MWX1212)
ハンティングやフィッシング、乗馬といったイギリス伝統のアウトドアアクティビティ用に開発されたブランドの顔でもある定番ラインよりセレクトした「SPEY WAXED COTTON」。
フライフィッシング用に開発されたアーカイヴの「SPEY JACKET」をベースにしつつ、街着として着易いよう着丈を長くしています。着丈以外の部分はアーカイブを忠実に再現しており、ゆったりとしたシルエットが特徴。「着丈を長くした」といっても一般的にはショート丈なので、すっきりとしていて都会的な雰囲気です。

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■OS WAX BEDALE (MWX1679)
ベーシックかつライトなアイテム展開で、現代にフィットするクリーンな英国スタイルを提案するホワイトレーベルに今期から登場したオーバーサイズシリーズ。
1980年に乗馬用コートとして誕生した「BEDALE」をベースに、身幅や着丈など全体的にオーバーサイズ仕様のフィッティングに調整。
6オンスのワックスドコットンを採用し、重すぎず軽すぎず着用しやすい重さです。高い防水性はもちろん、ビデイル特有のディテールもそのままにトレンド感のあるフィットに生まれ変わっています。

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■OS WAX BEAUFORT (MWX1680)
こちらも今期よりホワイトレーベルに加わったオーバーサイズシリーズの一着。
1982年に狩猟用ジャケットとして誕生した「BEAUFORT」をベースに、オーバーサイズ仕様にフィットを調整しています。
仕留めた獲物を入れておけるゲームポケットや、狩猟時にすぐ腕まくりできるように開閉式で作られた袖裏の仕様など、ビューフォート特有のディテールはそのまま残しつつ今のトレンドにマッチするサイジングになっています。

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今季も注目!限定コラボモデル

ワークやミリタリーをモダンに昇華したデザインで人気の東京ブランド「KAPTAIN SUNSHINE (キャプテン サンシャイン)」。
2018年秋冬にスタートし、19秋冬に続いて3シーズン目となる「バブアー×キャプテンサンシャイン」。もちろん今季も登場しますよ!

この生地を書いている時点ではまだ入荷していませんが、今季はコートとショートジャケットの2型展開で、2020年10月24日(土)販売開始となります。
過去の2シーズンとも大好評のうちに完売した人気のコラボモデルなので、ぜひ24日の販売開始日に忘れずチェックしていただきたいと思います。

■Stand Collar Travelers Coat (KS20FBB01)
ミリタリーコートを原型としつつも、スタンドカラーのコーデュロイやフロントのマチ付ビッグポケットなど、バブアーのディテールをミックスしたデザインで、このコラボでは定番となるモデルです。
今季のアレンジとしてはライトウエイトのワックスドクロスを使用し、裏地は無地でよりシンプルな印象となっています。

■Big Transporter (KS20FBB02)
1990年代から2000年代まで本国イギリスのみ展開されていた「Transport」を原型とした、ショートレングスのリラックスシルエットが特徴の一着。
コーチジャケットのようなデザインのアーカイブの特徴を受け継ぎつつ、ライトウエイトのワックスドクロスとビッグシルエット仕様で今の雰囲気にぴったりです。

ちなみに

ちなみに、冒頭で「僕も愛用する」と書きましたので、最後にヘイヨー愛用(韻を踏んだところで親父ギャグと思われがち)のBarbourをご紹介。

こちらは5~6年ほど前に新品で購入した「BEDALE SL」のBLACKカラーです。定番のBEDALEの肩幅や袖幅をやや細めに、コーデュロイの襟を小ぶりにしてタウンユース仕様としたモデルです。
BEDALE SLが登場した2011年当時ではこのスリムフィットモデルが「現代のスタイリングにフィット」するとされていたのですが、10年近く経った今では真逆のオーバーサイズがトレンドとなっているから、ファッションって本当に面白いですよね。

購入当時はもっとしっとりとしたワックス感があったのですが(それでも昔に比べると控えめになっていた)、5~6年の着用と、その間一度もリプルーフ(ワックスを入れ直す)をしてなかったのとで、だいぶワックスが抜けて味が出てきています。写真はストロボ焚いて撮影したのでテカりがありますが、実際はもっとマットな感じで新品の時のワックスのベタっとした感じもありません。
この経年変化もバブアーを着る楽しみの一つですが、やっぱり良いものは長く着たいので、そろそろリプルーフしたいな~。


↑この動画を見るたびに「そうだ、リプルーフやろう。」ってなるのですが、結局オフシーズンになると忘れてたり億劫になってしないまま今まで来てしまう始末。

この秋冬を終えて、オフシーズンになったらセルフリプルーフに挑戦してみようかな。(とかなんとか、この場で言っておいたらやりそうだし)
セルフリプルーフの模様をヘイコラでレポートできれば。頑張ります。たぶん。

というわけで、今回はイギリスが誇る老舗ブランド「Barbour」をご紹介しました。
インスタなんかを見ていると、リプルーフだったりリペアだったり手入れをしながら長く愛用している方が多くいて、自分もそういう風に愛着を持って大切に着ていきたいなと改めて思いました。
そのもの自体の品質や耐久性の高さがあってこそですが、そうやって手入れをしながら大切に長く着るというのは、ここ数年よく耳にするワード「サステイナブル」にも通ずると思います。
だからこそ Barbourはイギリスの国民的ブランドであり、世界の多くの地域で愛され、「一生モノ」と呼ばれているのだと思います。

みなさんにもぜひ Barbourを手にしていただき、その歴史と伝統を感じながら、そこに新たに自分の歴史を重ねていく楽しさを味わっていただければ、これ幸いということで。

それでは、また次回のヘイコラで。

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